インフルエンザワクチンの接種について



以下の文章はインフルエンザ予防接種予診票(2005年度版)より
転載いたしました。年度によって内容が改定される場合があります。
接種前・後の予備知識としてお役に立てれば幸いです。





インフルエンザの予防接種を実施するに当たって、受けられる方の健康状態を
よく把握する必要があります。そのため、予診票に出来るだけ詳しくご記入下さい。
お子さんの場合には、健康状態をよく把握している保護者がご記入ください。


ワクチンの効果と副反応
予防接種により。インフルエンザの感染を予防したり、症状を軽くすることができます。
また、インフルエンザによる合併症や死亡を予防することが期待されます。
一方、副反応は一般的で軽微です。注射部位が赤くなる、腫れる、硬くなる
熱をもつ、痛くなることがありますが通常は2〜3日で消失します。発熱、悪寒
頭痛、倦怠感、一過性の意識消失、めまい、リンパ節腫脹、嘔吐、下痢なども
まれに起こります。強い卵アレルギーのある方は強い副反応を生じる可能性が
ありますので必ず医師に申し出下さい。非常にまれですが次のような副反応が
起こることがあります。

1 ショック、アナフィラキシー様症状(蕁麻疹、呼吸困難など)
2 急性散在性脳脊髄炎
(接種後数日から2週間以内の発熱、頭痛、けいれん、運動障害、意識障害など)
3 ギラン・バレー症候群(両手足のしびれ、歩行障害など)
4 肝機能障害、黄疸
5 喘息発作

このような健康被害が生じた場合の救済については、健康被害を受けた人又は家族が
独立行政法人医薬品医療機器総合機構法に基づいて手続きを行うことになります。



予防接種を受けることができない人

1 明らかな発熱のある人(37度を超える人)
2 重篤な急性疾患ににかかっていることが明らかな人
3 過去にインフルエンザワクチンの接種を受けて
アナフィラキシーを起こしたことがある人。

なお、他の医薬品投与を受けてアナフィラキシーを起こした人は
接種を受ける前に
、医師にその旨を伝えて判断を仰いで下さい。
4 その他、医師が予防接種を受けることが不適当と判断した人



予防接種を受けるに際し、医師とよく相談しなければならない人

1 心臓病、腎臓病、肝臓病や血液の病気などの人
2 発育が遅く、医師、保健師の指導を受けている人
3 カゼなどのひきはじめと思われる人
4 予防接種を受けたときに、2日以内に発熱、発しん、じんましんなどの
アレルギーを疑う異常がみられた人
5 薬の投与又は食事(鶏卵、鶏肉など)で皮膚に発しんが出たり
体に異常をきたしたことのある人
6 今までにけいれんを起こしたことがある人
7 過去に本人や近親者で検査によって免疫状態の異常を指摘されたことのある人
8 妊娠の可能性のある人
9 気管支喘息のある人



ワクチン接種後の注意

1 インフルエンザワクチンを受けたあと30分間は、急な副反応が
起きることがあります。
医療機関にいるなどして、様子を観察し
医師とすぐに連絡をとれるようにしておきましょう。
2 接種当日の入浴は差し支えありませんが、注射した部位を
こすることはやめましょう。
3 接種当日は、接種部位を清潔に保ち、いつも通りの生活をしましょう。
激しい運動や大量の飲酒は避けましょう。
4 万一、高熱やけいれん等の異常な症状が出た場合は
速やかに医師の診察を受けて下さい。



インフルエンザ予診票・設問項目

1 今日受けるインフルエンザ予防接種は今シーズン1回目ですか。
2 今日受ける予防接種について説明文(予診票裏面)を読んで理解しましたか。
3 今日、体に具合の悪いところがありますか。
4 現在、何かの病気で医師にかかっていますか。
薬をのんでいますか。
5 最近1カ月以内に病気にかかりましたか。
6 今まで特別な病気(心臓血管系・腎臓・肝臓・血液疾患、免疫不全症
その他の病気)にかかり医師の診察を受けていますか。
7 近親者に先天性免疫不全と診断された方がいますか。
8 今までにけいれん(ひきつけ)をおこしたことがありますか。
9 薬や食品(鶏肉、鶏卵など)で皮膚に発疹やじんましんがでたり
体の具合が悪くなったことがありますか。
10 これまで気管支喘息と診断され、現在、治療中ですか。
11 これまでに予防接種を受けて特に具合が悪くなったことがありますか。
12 1カ月以内に家族や周囲で麻しん、風しん、水痘、おたふくかぜなどに
かかった方がいますか。
13 1カ月以内に予防接種を受けましたか。
14 (ご婦人の方に)現在妊娠していますか。
15 (接種を受けられる方がお子さんの場合)
分娩時、出生時、乳幼児健診などで異常がありましたか。
16 その他、健康状態のことで医師に伝えておきたいことがあれば
具体的に書いて下さい。